水中カメラとドローン撮影で作る、魅力的なMV映像の演出法


水中シーンにドローン映像を組み込むメリット・海でのドローン撮影のポイントと注意点・ドローン撮影に必要な許可について
TOWAIEIZOは、MV・PV・CM・映画などの水場シーンの撮影や演出におけるプロフェッショナルチームです。機材レンタルから撮影・編集までワンストップで対応し、法規制遵守のうえで高品質な映像制作を支援いたします。水中撮影とドローンによる海上撮影を組み合わせた革新的なMV制作も、お任せください。
こちらでは、水中映像にドローン撮影を組み合わせるメリットや、海でのドローン撮影のポイントと注意点、ドローン撮影に必要な免許や許可について解説していきます。
水中シーンにドローン映像を組み込むメリット
水中の幻想的な世界観は、MVの表現に深みと魅力を加える力を持っています。そこに、ドローン映像を組み合わせることで、より魅力的なMVを制作できます。

水平線
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水中カメラ:限られた範囲のみ撮影可能
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ドローン :空と海の境界線、水平線に沈む夕日などをダイナミックに捉えることが可能
遠くの島々
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水中カメラ:撮影不可
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ドローン:島々の形状や周囲の海の様子、島との距離感などを表現可能
このように、水中カメラとドローンを組み合わせることで、それぞれ異なる視点から撮影した映像を効果的に使用できます。こうして撮影された映像は、見る人に海の魅力を多角的に伝え、MVの世界観をより豊かに表現できます。
映像に壮大なスケール感を加える
水中映像は、その独特の閉鎖感や神秘性でMVの世界観を深める効果があります。しかし、水中シーンだけでは表現の幅が狭まる可能性も考えられます。そこで、ドローンによる空撮映像を組み合わせることで、壮大なスケール感を演出できます。例えば、以下のようなシーンをイメージしてみてください。
歌詞に合わせた演出
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水中 映像:アーティストが沈んでいく様子
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ドローン映像:海面を上昇していくドローン
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相乗効果:寂しさや解放感を強調
海中でのパフォーマンス
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水中映像:ダイナミックな水中ダンス
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ドローン映像:広大な海を背景にアーティストを捉える
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相乗効果:パフォーマンスのスケール感を増幅
物語性のあるMV
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水中映像:海底に沈む宝箱
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ドローン映像:上空から宝箱の位置を示す
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相乗効果:ストーリー展開の広がりを表現
このように、水中映像とドローン映像を交互に、あるいは合成することで、映像全体に奥行きと広がりを持たせられます。海面のきらめきや水平線、遠くの島々など、ドローンだからこそ捉えられる壮大な景色は、水中映像の閉鎖感を打ち破り、MVに壮大なスケール感を与えるでしょう。アーティストの世界観をより深く、より広く表現するために、水中映像とドローン映像の組み合わせは非常に効果的な手法と言えます。
映像に躍動感や新しい視覚体験を与える
水中映像とドローン映像を組み合わせることで、MVに躍動感や新しい視覚体験を与えることができます。具体的には、以下のような表現が可能です。
水面を突き破るようなダイナミックな演出
ドローンで海面を撮影し、水中カメラで捉えた被写体が水面を突き破るようなシーンをつなげることで、ダイナミックでインパクトのある映像を演出できます。まるで水中から飛び出してくるような斬新な映像表現は、視聴者に強い印象を残すでしょう。
海中と空中の視点を交互に切り替える
水中カメラで撮影した神秘的な海中シーンと、ドローンで上空から捉えた壮大な海の景色を交互に見せることで、独特のリズムとテンポを生み出すことができます。この手法は、楽曲の盛り上がりと連動させることで、より一層の感動を呼び起こす効果が期待できます。
水中と空中のシームレスな移動
ドローンを低空飛行させ、海面すれすれで被写体を捉え、そのまま水中カメラへと切り替えることで、まるで空から海中へとシームレスに移動するような幻想的な映像表現が可能です。現実では不可能な視点移動は、視聴者に新鮮な驚きと感動を与えるでしょう。
海の表面、水平線、遠くの島々を一望できる
水中カメラは海中世界の魅力を余すことなく伝えられる一方、どうしても画角が限られてしまいます。そこで、ドロ ーンを併用することで、海中の様子だけでなく、より広い視野で捉えた海の表情を映像に加えることができます。
海面の様子
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水中カメラ:波の様子、水面に反射する光などを間近で撮影可能
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ドロー ン:海面に浮かぶ船、波の広がり、水平線など、より広い範囲を撮影可能
海でのドローン撮影のポイントと注意点
天候や風速
海上は陸上に比べて風が強く、突風のリスクも高いため、ドローンの飛行に大きな影響を与えます。強風下 ではドローンが不安定になり、墜落の危険性も増大します。飛行前に必ず風速を確認し、ドローンの性能範囲内で安全に飛行できる風速かどうかを判断する必要があります。また、急な天候の変化にも注意し、悪天候が予想される場合は撮影を中止する判断も重要です。

適切な時間帯での撮影
海上でのドローン撮影は、時間帯によって光の条件が大きく変化します。例えば、早朝や夕方は太陽の位置が低く、柔らかな光で撮影することができます。逆に、日中の太陽が高い時間帯は、海面からの反射が強くなり、白飛びや黒つぶれの原因となる可能性があります。撮影したいイメージに合わせて最適な時間帯を選びましょう。
明るさの調整
海面は太陽光を反射しやすく、露 出オーバーになりやすい環境です。ドローンのカメラ設定で露出補正を行うなど、明るさを適切に調整することで、海の色や被写体を鮮明に捉えることができます。
水面近くでの飛行時の安全面
水面近くを飛行させる場合は、特に安全面に配慮が必要です。波しぶきがかかるとドローンが故障する可能性があるため、ある程度の高度を保つ、防水対策を施すなどの対策を検討しましょう。また、万が一の墜落に備え、フロートの装着も有効です。
ドローン撮影に必要な許可
ドローンを飛行させるには、航空法や自治体の条例、その他の法令を遵守する必要があります。特に海上でのドローン撮影は、安全確保の観点から、飛行許可の取得が必須となる場合がほとんどです。飛行させる場所や高度によっては、事前に国土交通省や地方航空局への申請が必要です。また、撮影対象が港湾施設や海岸線の場合、関係各所への許可申請も必要になります。
航空法に基づく許可・承認
人口集中地区の上空、空港周辺、150m以上の上空などを飛行させる場合に必要です。
地方自治体の条例に基づく許可
都道府県や市町村によっては、公園や河川敷などでの飛行に許可が必要となる場合があります。
その他法令に基づく許可
海岸法や港則法、自然公園法など、場所によっては特別な許可が必要になります。
土地所有者・管理者への許可
私有地や管理地の上空を飛行させる場合は、所有者や管理者の許可が必要です。
これらの許可なくドローンを飛行させると、法律違反となり罰則が科せられる可能性があります。※罰則は状況によって異なります。
ドローン撮影を行う際は、事前に必要な許可や承認を取得し、安全に配慮して飛行させる必要があります。
水中撮影+ドローン撮影の魅力的なMV映像はTOWAIEIZOにご相談ください
水中撮影とドローンによる海上撮影を組み合わせることで、さまざまなシーンを作りだせます。ただ、ドローン撮影の許可申請手続きは煩雑で専門知識も求められるため、時間と労力を要します。許可取得の煩雑さや機材操作の難しさ、安全管理などを考慮すると、専門業者への依頼が最良の選択です。
TOWAIEIZOでは、海中撮影を行う際には同日にその海を空中からドローン撮影することも可能です。ドローン許可申請などもTOWAIEIZOでまとめて行いますので、海中撮影を依頼の際には一緒に空中撮影もご相談ください。
「まずは費用を知りたい」という方は無料相談から、「具体的な依頼内容が決まっているので見積もりを依頼したい」という方はお問い合わせページから、ご連絡ください。